婦人科外来について
当院の婦人科外来では、月経痛や月経困難症、月経不順などのお悩みをはじめとして、不正出血、下腹部痛、おりものの異常など、女性特有の症状を診療します。また、「痛みや不正出血などの症状があるわけではないが、なんとなく体調がすぐれない」といった場合も、お気軽に当院をご受診ください。なお、当院での診察や検査の結果、高度医療機関での手術などが必要と判断された場合は、専門病院などをご紹介いたします。
月経不順（月経困難症）
月経不順は、月経の状態が通常とは異なっている様々なケースをいいます。具体的には、月経周期が長すぎる・短すぎる、月経の持続期間が長すぎる・短すぎる、経血量が多すぎる・少なすぎる、などです。この中には、しばらく様子をみて対応しても大丈夫なケースもありますが、すぐに精密検査し、治療を行わなければならないケースもあります。
月経困難症は、月経期間中に下腹部の痛みなどが生じてしまい、これによって日常生活に支障をきたしている状態です。具体的な症状は、下腹部や腰の痛みだけでなく、吐き気、下痢、頭痛、疲労感、食欲不振、イライラ感などがみられることもあります。
保険適用のピル（低用量ホルモン剤）
月経困難症や子宮内膜症性疼痛、過多月経などの患者さまについては、治療目的の低用量ホルモン剤が保険適用されます。月経困難症や子宮内膜症になると、下腹部痛に悩まされ、日常生活に支障をきたすことがあります。このようなときは、ホルモン剤の服用によって症状の改善が期待できます。当院では、問診や診察、各種検査などを行い、保険の対象となる病気と診断されたときは、治療目的で低用量ホルモン剤を処方いたします。