新生児検査
当院では、いくつかの新生児検査を実施しています。ご希望の方はお申し出ください。
先天性代謝異常検査(公費)
先天性代謝異常検査はすべての新生児を対象とした検査です。
先天性の疾患を早期に見つけて適切な治療を始めることより障害の発生を予防したり、軽減したりすることができるものがあります。
聴覚検査(市町村により一部公費あり)
当院では、入院中に希望される方に聴覚検査を行っています。新生児難聴は、おおむね500~1000人に1人の赤ちゃんでみられます。しかし、乳児期は周囲の音に対する反応があいまいなので、難聴を見逃してしまうこともあります。大切な時期によく聞こえずに過ごしてしまうと、その後の発育に影響が出かねません。早期に発見できれば、治療とトレーニングにより、言葉の遅れを最小限にすることができるので、入院中に聴覚検査を受け、早期発見に努めるようにして下さい。
市町村によっては公費助成の対象の場合がありますのでお住まいの市町村へお問い合わせ下さい。
サイトメガロウイルススクリーニング検査(自費)
妊娠中に胎児がサイトメガロウイルスに感染すると児に小頭症や子宮内発育遅延、血小板減少、肝障害などを発症することがあります。また、出生時には症状がなくても成長にともなって難聴、脈絡網膜炎、精神発達遅滞などがみられることがあります。
新生児拡大マススクリーニング検査(自費)
先天性代謝異常検査に入っていない先天性疾患の追加検査は、ライソゾーム病(7疾患)です。